2012年06月03日

文楽のどこが、そんなにおもしろいの?

1012hPa、曇、普通

「4月も文楽公演観にいったよ。」といった時、「文楽のどこが、そんなにおもしろいの?」と、私より日本の古典文学に通じている友人から、質問された。
自明すぎて考えたこともなかったから、えっ、と。
きままに楽しんでいるだけだし。

で、はて、と。

私が、文楽をおもしろいとおもえるようになった原因として考えられるのは次のふたつ、かな。
1. 赤ん坊の頃から、人形さんがいつもそばにあった。
2. 幼少時、TVがまだ普及せず、ラジオのみだった。

2に関して。
ラジオから、時々、他の音楽とは異質な曲(「浪曲」だと、両親にきいて知った)が流れてきて、???????????? 
幼稚園児頃になって、やっと歌われている内容がわかるようになり、それからは聞いていてわかると、こっそり布団の中で泣いた。
浪曲がラジオから流れてくるのは、たいてい夜8時頃の就寝の時間だったし。
内容は親に捨てられた子供の話とか、親子離れ離れの親子物とか、夜逃げする話だとか、貧しくて悲しいものが、わかった話のほとんどだった。

浪曲が文楽浄瑠璃の大衆化したものだというのも、後になって知った。

私にとって文楽を観るとは、人形遣いさんらに生かされ生きている人形さんが、大夫さんらの浄瑠璃と合体している稀有で、シュールな中に、ワープするというか、捕捉される体験そのものだから。
文楽劇場での、その没入体験がおもしろくて、観に行くのをやめられない。
オペラも能・狂言も歌舞伎も、それぞれによさがあって好きだけれど。

備忘録: 今年の4月公演として、国立文楽劇場で、「加賀見山旧錦絵」、「祇園祭礼信仰記」、「桂川連理柵」を観た。


posted by しち−らいおん at 21:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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