2012年03月25日

メンズハウス型シェアハウス

1016hPa、曇、普通

いろんなメンズハウスがあるんだろうけれど。
私のいうメンズハウスは、ポリネシア島でのもので、十数年前の話。

十数年前実家にいた頃、NHKのTV番組でポリネシア特集のドキュメンタリーがあった。
そのアメリカ領ポリネシアは母系制で、母から娘に家・畑とかの資産財産とかが移譲される。現在は知らないのだけれど。
ドキュメンタリーでは、家は、細い四本〜八本位の柱の間を、風が吹くとムシロ壁がひらひら、簡単な板屋根だったとおもう。
なんとなくアフリカ中央部の国々でのシンプルな家に似ていた(スワヒリ語の授業で、別荘の写真を見たことがあったから)。
更に手入れもされない畑らしいところの、バナナはたくさん実ってるし、適当にパンの木のタネをまけば、自然が実らせてくれるという、もちろん、雑草引きなどしないほったらかし。
とても自然が豊かでのんびりした状態。

で、男性たちは、六才の子供から、皆、おもいおもいの手作りのクラッチバックのような、小脇にかかえる横長バッグを持っていた。
そこに個人所有の歯ブラシとか帽子とか、カミソリが入っていて、それが唯一その男性所有の持ち物らしいかった。
奥方と一緒でない夜は(女子は母の家、だけれど男子は六才から母の家を出たりする)、村の中央にある、大きなメンズハウスに、六才以上の男性は自由に寝泊まりができるので、男性たちの自由な宿のセーフティーネットとして機能していた。
そこは、亜熱帯・熱帯地方の風通しのよい、円形に近い二階建くらいの大きくて立派な木造の建物だった。

男性は、朝起きると、今日一日何をしょうかな、と考えることからはじめるのだとか。
例えば仲間とウミガメ探しの冒険にいこう、の場合。
何かを決める時は、直接民主制で話あい、メンバーを募る。
そして、旅立時の方向は星を見ながら、航海をするので、年寄りから若者まで、言い伝えの継承と学習の場でもあるらしい。
遊びと冒険と学習と暮らしが一体化しているというか。
その小舟冒険で彼らが沖縄まで来たことがあり、日本の新聞・TVにも取り上げられたり。
なんでも、アイスクリームがとてもお気に入りだったとか。
魚取りなら、家族親族だけで小舟で出かけ、収穫物は、家族分以外の余りは、周囲におすそ分け。
周囲は海だらけなんだし。

村長の息子さんが、アメリカのハーバード大学に留学したことがあったそうだ。
建築学科で学び、卒後ニューヨークの建築設計事務所に数年務めたらしいけれど、やめて、ポリネシアに戻り、島の人たちとの生活を選んだという。

それにしても、自然がこれほど豊かだと、食べていくことは、割合すんなりできてしまうんやなぁ、と感嘆してため息が出た。

最近若者たちのシェアハウスのYou Tubeを見たりTwitterを読んだりしていて、これはポリネシア型じゃないの、と。
朝起きて、今日一日何(の仕事とか)して遊ぼうかな、とのんびり思案してるみたいとおもった。

実際はとても厳しい面があるにしても。

それにしても、この頃、世の中をこんなふうにしたのはあなたたちの世代ですよ、と若い人たちからいわれるとやるせなくて、仕方ない。
同世代からずれ、排除されどおしできたのに。
でも、そういいたい気持ちもわかりたくないけれど、一理あることわかるし。
同世代の要領のいい賢い人達、力も持っているらしい人たちには、近寄らないし、向こうもこっちのあほ移りたくないと近寄ってこないけど。

いえることは、だめだとおもうところからは、あんまり我慢せず、逃げなさい、しかない。

posted by しち−らいおん at 21:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月03日

先月観た映画

1024hPa、晴れ、普通

2月に観たのは、「タイム」と「ドラゴンタトゥーの女」の2つ。
1月に観た「ヒミズ」もここでまた少し備忘録。

アンドリュー・ニコル監督の「タイム」は、人類の成長が25才でストップし、残りの命の時間が通貨のかわりになる世界だ。
寿命を延ばすためには、<時間>を稼ぐしかないけれど、貧しい者は早死にするのが、そこで生きる者たちのルールになっている。
主人公の貧しいスラムゾーンに住む青年ウィル・サラスと、富裕ゾーンに住む大富豪の娘シルビア・ワィスが、階級ゾーンは厳格に遮断されてはいるにもかかわらず、「俺たちに明日はない」のポニーとクラウドよろしく、時間通貨ルールの世界にヒビを入れていく。
SFらしい思考実験映画。
「若く、元気なときに死ぬのは最高の死に方だ」とホメロスの「イリアス」の一節がパンフ冒頭に出ていて、ふぅ〜ん。
紀元前4世紀頃、男性の平均寿命45才、女性は36才位といわれているから、ホメロスのイリアス時代なら、紀元前8世紀(もしくは6世紀という説もあるけど)はもっと過酷で寿命も短かったことだろう、と余計なこともおもった。
映画はとっても楽しかった。
公式サイトは⇒http://www.foxmovies.jp/time/information/trailer.html

デビット・フィンチャー監督の「ドラゴンタトゥーの女」は、主人公のリスベット・サランデルと、彼女を引き立てるミカエル・ブルムクヴィストが魅力的だった、特にリスベットはとっても。
ベストセラーの原作「ミレニアム」の原作者スティーグ・ラーゾンはベストセラーになったのを知ることなく亡くなっている。
リスベットについてのインスピレーションを「長くつ下のピッピの冒険物語」から得たという。
それで、なるほど、と納得。
ちなみに「ミレニアム」は女性への偏見・軽蔑・暴力もテーマらしい。
子供番組「長くつ下のピッピ」は日本でもTV放映されていて、自由・自立・勇気・力持ちのとても知的な女の子がピッピちゃんで、私の大好きな番組だった。
「ミレニアム」はまだ作品があるので、映画もシリーズ化されるといいなぁ。
公式サイトは⇒http://www.dragontattoo.jp/

園子温監督の「ヒミズ」は、このブログでも前前回少し触れたけれど。
原作の漫画を読んでいないので私は知らないし、漫画の結末と映画の結末もまったく違っているらしい。
でも、漫画の結末も映画の結末もそれぞれいいなぁ、と。
映画の結末がとてもよかったので、漫画も、それなら、まったく違う味わいでいいだろうなと推測つくから。
女主人公の茶沢景子もリスベットや、シルビアに勝るとも劣らない、とても賢い女の子だ。
彼女たちからたくさんの元気をもらえた。


posted by しち−らいおん at 19:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする